将棋の第15回朝日杯将棋オープン戦本戦準々決勝、藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)対永瀬拓矢王座(29)戦が16日、名古屋市「名古屋国際会議場」で行われ、先手の永瀬が109手で藤井を下した。藤井は5年連続ベスト4進出を逃した。

新型コロナウイルスの感染拡大防止対策をとった上での公開対局。両者とも持ち時間の40分を使い切って1分将棋となり、超ハイレベルな攻防戦となった。最後は、永瀬が寄せきった。 朝日杯は持ち時間各40分の早指し戦。棋士と女流棋士、アマチュアが参加し、1次予選、2次予選、本戦とすべてトーナメントで優勝を争う。持ち時間を使い切ると1手1分未満の早指し戦となる。本戦を戦うのはシード8人を加えた16人。優勝賞金750万円。準決勝と決勝は2月に東京で行われる予定。